ケニア、タンザニア旅行にあたり、黄熱病の予防接種が必要だったので、その概要をまとめてみた。
【仮予約】
黄熱病の予防接種は予約が必要だ。ワクチンの数がきっちりと管理されており、当日病院に行って接種できるところはない。
今回は大阪検疫所のHPを見て申し込んでみた。(https://www.forth.go.jp/keneki/osaka/yobou-sessyu/sessyu.html)
【聞かれること】
①HPの動画(新ワクチンに関する説明)を見たか
・2018年11月より、特定臨床研究により新ワクチンを導入。現時点では日本未承認だが、世界70か国以上で接種され世界的にも認められているワクチンである。
・研究の一環となるので、ワクチン代は取られない。診察料とイエローカード発行手数料で3,680円のみ必要。結婚などで姓を変更する場合、検疫所で手数料880円払えば再発行してもらえる。
・30日以内に体に不具合があったら報告すること。
これらはホームページに載っているため、事前にチェックしておこう。
②現在、また近々妊娠の予定がないか
ワクチン接種後一か月以内に妊娠すると、流産のリスクがあるかもしれないとのこと(正確には検証されていないらしい)
③高山病、マラリア予防薬は必要ないか
これは当日回答してもよさそうだった。
④4週間以内他の予防接種を受ける予定がないか
黄熱病のワクチンはかなり強力で、4週間以内に他の予防接種を受けても無効化されるらしい。恐ろしや。
【本予約】
仮予約の受付終了日から数日後、電話がかかってきて本予約の手続きを進めた。
電話口で、氏名(漢字、アルファベット)、生年月日、住所を聞かれ、当日は保険証、パスポート、3,680円(収入印紙でのみ受付)を持参くださいと言われた。
私は15:00からの接種で、余裕をもって14:00頃には来てくださいとのことだった。
【接種当日】
予定より少し遅れて、14:30頃大阪市立医療センターに到着した。
黄熱病予防接種の受付は1Fの総合受付で行われ、問診票を記入して会場に向かう。
待合室では15:00から接種する人が6人ほどいて、受付した順番から接種、という形だった。私は一番最後の受付だったらしく、結局接種してもらったのは17:00前。その後30分は病院内で休まないといけないので、時間に余裕を持った方が良さそうだ。
担当医は若い男性で、ワクチンについていろいろ説明してくれた。
全て説明し終わった後、腕をまくり注射。本当にこれでいいのかというほど一瞬だったし、全く痛くなかった。
接種後待合室に戻り証明書を受け取る!やったー、これでケニア行ける。
周りに黄熱病予防接種を受けた人が数人いるのだけど、熱が出る人もいるらしい。
数日間熱が出たり、体に異変が起こったりする可能性があると聞かされていたのでビビり倒していたのだけど(12月は仕事忙しいし)、全く何の変化もなくてよかった。
【現地では…】
結論から言うと、ケニア入国に関しては黄熱病のチェックはなかった。
その一方、タンザニアのザンジバルではイミグレの建物に入る前に空港職員による雑なイエローカードのチェックがあった。なぜか出国のタイミングでもチェックがあったのでなくさないよう注意。