Qatar

制限時間は5時間!世界一退屈な首都・カタールを歩き尽くせ

世界一退屈な都市なんて言われているドーハ。

そんなドーハで一泊してきた。

行く前はどんな退屈なところなんだろう…と期待を全くしていなかったものの、実際行ってみると、ドバイほど発展せず、観光地化しすぎていない感じが良かった。

昼間は暑すぎるのでホテルのプールサイドでダラダラ、太陽が沈む5時頃からでも出来る、ドーハ観光をまとめました。

①宿から散策スタート!

今回は中心地から少し離れているSharq Village & Spa に宿泊。リッツカールトン系列のリゾートホテルです。年末にも関わらずそこまで高くないのでオススメ。

スタート地点は赤いピンが刺さっているSharq Village。ここから歩いてイスラム美術館へ向かう。

車社会のため歩いている人はかなり少なかったが、一応歩道がある。完全に暗いと少し危ないので、日が暮れかけている時に歩こう。

アラビア数字が新鮮

途中カタール国立博物館の横を通る。変わった建物だ。

さらにアル・コーニッシュ・ストリートを歩いていくと、市民の憩いの場(?)的な公園に到着。この日は金曜日。イスラムの休日なのでみんな釣りなどして楽しんでいる。

②イスラム美術館に到着

だらだら1時間ぐらいかけてイスラム美術館に到着。道はとてもきれいに整備されている。

イスラム美術館はなんと入場料タダ!

ここのお土産物屋さんは商品が中々モダンで洗練されており、気に入った。
高いから何も買わなかったんだけど。

空調も適度にきいており、休憩スペースも多く本当に快適な空間だった。

普段触れることのないイスラム美術の世界は大変興味深いものだった。
イスラム美術と言えばなんとなくタイルや絨毯のイメージだったが、出土品のコーナーでさくらももこタッチの絵が描かれたお皿を発見した。


どう見ても漫画にしか見えない。驚いたことにそれぞれ9世紀と10世紀の作品で、なんとも先進的な絵を描く人がいるものだと感心してしまった。

外に出るとすっかり暗くなっており、Doha Portもきれいにライトアップされていた。

ここからさらに歩き進めて、コルニーシュまで向かう。

③コルニーシュ

ドーハの少ない観光名所の一つである貝のモニュメントは、何故かアジア人(極東ではなく、印パ系の)で溢れていて、噴水の中に入って写真を撮る強者もいた。

後ろを振り向くとこれまた変わった建物のイスラム文化センターを発見。
20時まで空いているので中にも入れたはずだけど、お腹が空いていたので真っ先にスークへ向かった。この建物の巻貝のような部分はモスクになっているらしく、グランドモスクが完成するまではカタール最大のモスクだったんだそうな。後々調べるとおもしろそうな施設だったので、行かなかったことを少し後悔したけど、カタール航空が日本に就航する限りまた来る機会はありそうだし、次回に持ち越すことにした。

④スーク・ワキーフ

日は完全に暮れて、ドーハの夜はますます賑わいを見せた。
イスラム文化センターの横にあるスーク・ワキーフに到着。

ここはかなり人が多かった。年末だからなのか、金曜日だからなのかわからないけど、地元の人も多かったように思う。
スークの中にはお土産物屋さんの他にスーパーやペットショップもあり、このペットショップが中々にグロテスクだった。色付けされた鳥や小動物がゲージにギチギチに入れられているのである。かなり窮屈そうで、かわいそうだった。


途中でライブ会場のようなものがあり、シュマーグを被ったカタール人のオジサンが美声を響かせており、観客席ではアバヤを纏った女性がそれを楽しそうにおしゃべりしながら眺めていた。こんなに開放的な雰囲気を持ったイスラムの国も珍しいだろう、と中東訪問一カ国目にして思ったのだった。

⑤ディナーはルーフトップのレストランで

お腹が空いていたので、高いけどスーク・ワキーフ内のレストランでディナーすることにした。レバノン料理があってかなり惹かれたけど(レバノンは中東イチの美食国家と言われている)、アラブ料理を提供するレストランへ。
せっかく中東に来たのだからなにか変わったものが食べたいと思い、ラクダのケバブにトライ。

意外と臭みはなく、牛肉のようで食べやすかった。当然アルコールは無し。
このケバブはビールに合いそうなのにもったいないなあ。

気付くともう22時近くになっていたので、まだまだ賑わうスーク・ワキーフを後にした。

帰りはさすがにあの道を通る勇気はなく、タクシーでホテルまで戻る。往路一時間近くかけた道も車なら一瞬で、10分余りでホテルに到着した。メーターで30リヤルだった。

ドーハだが、実際歩いてみると、世界一退屈ってこともないんじゃないか?と思う。
なんだかんだで施設がみな新しいので、これらが出来る前は少し退屈だったんじゃないかなーと。
日本にあまり馴染みのないカタール、ぜひどんなところか見に行ってみて下さい。